ハレの日 ケの日、花をしつらえれば

愛知県碧南市の小さなお花のアトリエです。季節をたくさん感じていただけるような花の魅力をつづります。

常滑へ花器さがし。

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愛知県常滑市は陶器製造が盛んな街であり、また昭和初期にタイムスリップしたかのような街並みが有名で観光地としても知られています。

 

常滑焼といえば朱泥土の急須を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。

写真でお花を活けている青い陶器、実は常滑焼なんです。

「朱泥土の急須」と思い浮かべられる方もかなりの陶器好きな方だとおもいますが、実は常滑焼とは常滑に窯を構えているということ。つまり産地が常滑であるということなんですね。なので作家さんによって作品の風合いや焼き方、技法などは違います。

 

愛知県常滑市の器と暮らしの道具を扱われている「morrina」さんから展示会のはがきが届いたので見に行ってきました。

展示会をされたのは大原光一さん。

 

はがきでは色鮮やかな青のお皿が印象的で、色鮮やかな作品を作られる方だと思いきや、落ち着いた色合いの器もたくさん展示されていたのに驚きました。

作品は一つ一つ雰囲気が違って、目移りしてしまいます。

 

この大原さん、何でも陶器で作れるものは作るようで、アロマディフューザーや食品保存する保存容器も展示されているのにびっくり。

しかも、これがまた美しいのです。

保存容器は蓋も陶器になっていて、電子レンジも可能なので、チンしてこのまま食卓に出しても、きっと手の込んだ料理を出したんじゃないかと思われるくらい素敵な器。

 

この保存容器にムスカリやヒヤシンスなどの球根の植物を置いて、苔を敷いて蓋を横に添えたらめちゃくちゃ素敵なアレンジになる!!イメージは膨らむばかり。

 

購入することが出来ず、写真でご紹介できないのが本当に残念です。(泣)

 

今回私が購入したのは、写真の青い陶器。これ、お花を活けていますがビールグラスなんです。この青い釉薬がキラキラしていて本当にきれいで見惚れて購入。他にもお皿もあったとのことですが、とても人気だったようで売り切れでした。

 

大原さんの作品の特徴の一つが小石をわざと混ぜて作られるそうです。そのため、釉薬が小石に引っかかって、まだら模様を創り出しています。

世界に一つしかない作品だという特別感をより感じられますね。

 

大原光一さんの作品展は2月20までなので、ぜひお近くの方も、そうでない方も常滑観光がてら見に行ってみてください。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。