6月のワークショップではバラとクレマチス、ゼラニウムにブラックベリー、そしてスモークツリーを使って、モクモクなちいさな森のアレンジメントを作っていただきました。
ご参加いただいた皆さん今回初めてのアレンジメントをされるということで、
最初イメージが湧いてくるまでは戸惑われながらされていましたが、
どんどん夢中にお花の魅力を感じながら活けていらる姿が印象的でした。
スポンジを大地だと思って、植物が生き生きと花咲いてグリーンが生い茂る様子を見事に表現していただきました。
同じ花材なのに、作品の持つ雰囲気や空気感は違うもののようで、
私自身も講師をさせていただきながら、アプローチが違うだけでこんなにも変わるんだなと改めて学ばせていただきました。
レッスンの後はおやつの時間。
6月は和菓子の「水無月」というお菓子を召し上がっていただきました。
水無月は「夏越祓(なごしのはらえ)」または「水無月の祓い」に食べられているお菓子。
「夏越祓(なごしのはらえ)」または「水無月の祓い」とは、新たな半年を無事に過ごせるように祈願されていた行事になります。
室町時代に宮中では貴重だった氷を取り寄せ祈願されていましたが、
庶民は氷に似せて作った「水無月」を食べて無病息災を願っていたそうです。
こうした風習を受けて、現代でも6月には「水無月」を食べることで、暑い季節も
夏バテせずに元気でいられるよう願掛けされています。水無月が三角形にカットされているのは氷のかけらを表現していて、上に乗っている小豆には悪魔払いの意味合いが。
今年の暑い夏を頑張って乗り切りましょうとの、願いを込めて出させていただきました。
お菓子からも季節や旬を感じていただけたら嬉しいな。
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